パパ・ママ教室ってなにをするの?
出産前の育児教育にもいろいろあるとは思いますが、ここで取り上げているのは、自治体が開催している出産前の学習教室のことです。
最近は、自治体ごとに異なりますが「パパ・ママ教室」という名前で、初めて出産を迎える方を対象に、健やかな赤ちゃんの成長を支え、安心して出産・子育てができるよう同じ時期にパパやママになる人が集まって出産・育児に対する知識を深めるイベントを設けてくれています。
堅苦しい言い方やめると、出産・育児が初めての人!ザックリ教えるから集まれー!!ってことですね。
しかも無料で開催されているので、ぜひ参加するようにしてみてください。
この教室ですが、ほぼ予約制になっているようですので、ご自身の自治体(大体、市役所や、区役所になります)の開催状況を確認してみましょう。私のところでは、「妊娠16週から26週の初めて出産される方」という案内で市役所から郵送されてきました。
私たちのところでは、全4回コース(平日)と土曜1回みっちりコースのどちらかという選択肢がありました。共働きだった私たちは、なんとか土曜1回コースで予約しましたが、皆さん思うことは同じ様です。なかなか混んでいるようなので、予約はお早めに。
男性側は、「あれ!?別に俺。参加しなくてもいいんじゃない?」という気持ちにもなるのですが、「参加しないくてもいいよね?」なんてこと言えますか?
ちなみに私は「俺も参加した方がいいかな~?」と軽く聞いてみたら、「あなたも育児知っていないと私に何かあった時、誰が世話するのよ!」ということで。ですよね参加します。参加させていただきます!となりました。
妊娠中は男性は関わりも薄いので、女性の気持ちはわからないと思います。でも、出産後のことも考えると参加した方が良いですよ。男性も当事者ですからね。
それで、パパ・ママ教室では何をするの?
もちろん開催している自治体によって内容は異なるとは思いますが。私たちの場合は以下のような感じでした。
- 妊娠中の生活、出産の話
- パパとママの役割について
- 体験実習(沐浴体験、赤ちゃんの世話 )
- 助産師による育児アドバイス
- 同じ地域の同じ時期に出産予定の方々の交流
などが目的。
講師側には看護師さんも何名か参加されていて、赤ちゃんのマッサージの仕方や沐浴の方法、おむつ替えの体験学習などを赤ちゃん人形を使って実習できます。また、いずれ必要となる離乳食についてや、妊娠中の現在の悩みを話す機会などもありました。
我々男性は、5㎏ほどあるお腹に重りのついているエプロンみたいな妊婦セットを装着して起き上がってみるという体験をやりました。腹筋練習のようにやってしまいがちなのですが…看護師さんから「そのお腹には命があるんですよ」と諭されることに。おぉそうだった、雑に起き上がったり急に動いたりするわけにもいかないんだなーと気づきました。こりゃ気が張って大変です。
沐浴の体験実習は、首をしっかり支えて、ガーゼで顔を拭いて~。と教えてもらいました。意外と首を支えながら顔拭いたり体洗ったりするのは難しいものです。
そして、湯上げ準備は、タオル敷いて、服を置いて、おむつ(テープタイプ)を敷いて。の順番でスタンバイして、いざ湯上げ&装着。この時の教室では、「おっなんだー結構いけそう。いけそう。楽勝じゃないの?」と思っていましたが、全然楽勝じゃないです!!
これは生まれて最初の沐浴で気づいたんですが、新生児って首座っていないんですよね(笑)。あと当たり前ですが、体動くし。首がぐらんぐらんするし、手は離せないし、溺れさせるわけにもいかないし…。
そしてもう一つ。タオルとおむつと下着は、入浴前に準備していないと沐浴を始めた後に一人で赤ちゃん抱えた状態でこの準備するのは難易度高いです。実践一回目で行き詰りました。奥様に手伝ってもらいました。
まぁ結局慣れですけどね。
若い人ほど育児の実感が無いみたい
この教室に参加する人は、初めて出産予定の人ばかりなので、大体の人たちは不安なのだと思いますが、一組の若い夫婦は、旦那さんがまだまだ子供が生まれることに対する実感(大変さ)のイメージが無いらしく、
「おめぇーが頑張ればどうにかなるっしょ?俺別にこんなの受けなくてもよくね?。」
みたいなことを言ってスマフォいじっている男性がいて、奥さん側とちょっともめていたところ、見かねた看護師さんが声をかけていました。
「お母さんは、出産直後、特に一か月ぐらいは出産で体力が戻っていない中、授乳と睡眠不足で大変なんですよ?その中で家事などを旦那さんが手伝ってくれて、すべての育児は無理でもおむつ替えや、ミルクの補助や、お風呂などを手伝ってくれるだけでも助かるものですよー。」
と。旦那さんも少しはわかったみたいで、その後の講習はちゃんと聞いてました。一安心です。
あ、私たちの場合は、参加時に双子妊婦ってことが開催側に伝わっていたらしく、看護師さんに
「双子ちゃんはねぇ。産れるまでも大変だけど、出てきてからはもっと大変よ。おほほ。」
とにこやかに言われました。やっぱりそうなんですか?楽に育児はさせてもらえませんか?
「無理ですね~(ニッコリ)」
無理って(笑)。うわー生まれてからの方がきついんだなんて…。そりゃそうか。
育児期でも書こうと思っていますが、本当にそれはそれは大変なこと…ミルクは交互でも、同時でも大変だし、寝かしつけとおむつ替えが3時間ごとにそれぞれ一人ずつ来ると、落ち着いて寝ている暇なんてないのですよ。
当然、私も仕事があるからと安寧に寝てるわけにもいかず、ホットスクランブル待機状態です。とほほ。
ということで、出産・育児に対する準備と当事者意識を(旦那に)植えつける!という意味でとっても重要だと思いますので、ぜひ旦那さんを誘って参加してみてください~。