双子の妊娠っていいことなし?
やっと、妊娠6か月目を超えました。
双子の妊娠が分かってから、この数か月…病院に行っては先生の話を聞き、周りの妊婦さんからも話を聞き、先に産んだ同期の先輩ママから話を聞くにつれて・・・「双子妊娠っていいこと無しじゃないかー!」という気持ちになったんです。私というより奥様が・・・
「病院は選べないし、つわりはひどいかったし、最近足はむくんで痛いし、太るし、お腹は重くて仰向けになれないし、寝返り打てないし、足元見えなーい。とにかく日々しんどい。むきぃーー!」「クリニックでお祝い善とか食べたかったよー、産後マッサージとか、優雅に産みたかったよぉー」「大体ね、この苦しみは、男性には理解できないのよ・・・ブツブツ」という奥様のクレームを浴びながら足をマッサージして、ご機嫌をとる私の毎日です。上を見ればキリがありませんし、今のところ妊娠経過そのものは問題ないので感謝しないといけないですよね。
また、同時に妊娠して子供を産むという、女性は大変なんだということはしみじみわかりました。あ、でも、もう少し優しくしてくれてもいいんじゃないかなー。だって、これからまだまだおなかが大きくなることを考えると、もっと当り散らされないかと日々震えている私なのでした。
うーん。そうなると双子ってそもそも何かいいことあるのかな?双子ちゃんの妊婦さんってなんか辛いだけで報われないなーと感じてしまいました。
ということでメリットを少し探してみましょう。
検診が2週間に一度
妊娠・出産を経験されている方はご存知とは思いますが、通常、産婦人科で妊娠と分かってから以降、大体一か月に一回のペースで定期検診があります。これも、仕事をしながらだったりすると大変だと思うんですが、多胎妊娠の場合は、これが2週間に一度来てね。と言われます。
土日にやってくれている病院もあるのですが、我々はMAXまで病院ランクはアップしてしまっているため、予約は病院都合の平日。しかも曜日指定。ということで、妊娠中期以降は基本的に、午前半休か一日休みを取って二人で検診を受けに行っていました。
まぁこれ見方によっては、大変だけどしっかり見てもらえる分、妊娠中の変化に気付きやすいですし、先生や看護師さんに相談できる機会も多いため、不安や孤独になりにくいので良いのかもしれないなと思いました。それだけリスクが高いってことでもあるんでしょうけど。
幸い私の職場は、そのあたりに協力的で、周りのメンバーも行ってこーい。という空気感だったので助かりました!皆さんありがとうございましたmm。
その代り、次の日にタスクがいっぱい用意してありましたけどっ(笑)
あれ?これってメリットか?
いろんなイベントが一度で終わる!
これはきっとメリットですよね。
妊娠って、つわりとかお腹大きくて行動も制限されますし、仕事も休職しないといけないなど結構大変ですよね。また、出産自体も男からしたらわかりませんが、出産の苦しみや母子の危険の可能性も考えるとこちらも簡単なことではないですよね。
そうなんです。そんな大変なことが、一度で二人分済ませることができるってことなんです!!
しかも成長すれば、保育園に入って小学校に進んでも、入学式、運動会、参観日なども一度で済ませることができそうです。中学、高校となっても同じ環境の人が常に隣にいるわけで、部活や勉強、試験とかも一緒にすることも可能なのか!凄く心強いじゃないですか!おーすごい。一人っ子だった私からするとなんか羨ましくなってきました。いいなー。
その後は、大学受験も入学費用も・・・入学費用!?学費!?・・・うわーしまったかかるお金も2倍だったー!遠方で仕送りとか言い出したら干上がりますよ。どうする奥様?
「えっ?その時は子供たちについていくわよ。東京だったらいいよねー」
・・・私はそのとき逆単身赴任。みんな出て行って一人で耐えれるかしら。
あれ、私メリット探していたはずでは。お、おかしいな・・・
もっといいことあった!
今度こそ!メリットをっ!!
ある日、ふふふん♪と洗い物をしていたら、
「ちょっときてー」
後ろのソファーから呼び出されました。・・・何でございましょうか?怯えてなんかいないですからねっ。
ちなみに、まだ名前のない双子ちゃんたちは、奥様の右手側が「F1君」、左手側が「F2君」と病院では呼ばれていました。おそらく、英語の「Fetus」のFなんでしょう。
「えっとね、F1はポンポンと軽く蹴るんだけど、F2はどーんと強力なんだよー。あとね、すっぱいもの食べるとF2が騒ぐの。ボコボコって。そして、甘いもの食べるとF1がゴロゴロするのよ。この子たちも好き嫌いとかわかってるのかしらねー♪」「おーF1蹴った―♪」
と嬉しそうに言ってました。おなかで命が育っている実感を感じ取れているんだね。それも2倍。二人とも順調に育っているようで何より何より。
そうか、大変なことも倍ぐらいあるけど、うれしいことは倍以上なのかもしれないですね!双子って。そう考えると双子ちゃん悪くないかも。ちょっといい気分になってきました!
生まれてくるときは誰だって一人だ!なんて言葉があった気がしますが、この子達に限って言えば、生まれる前から一人じゃない。そして、生まれてからも一人じゃない!なんかいい響き!
と思っていると、寝室の方から声が。
「ちょっとー。寝返り打てないんで、クッション下に敷いてもらえる?」
うーん。やっぱり重いですよねそのお腹。普通に仰向けにはなれないですし、熟睡もできないよなぁ。と思いながらいつものクッションを奥様のおなかの下に敷くのでした。
つわりもなんとか乗り切り、先生の言っていた通りいつの間にか納豆も食べれるようになって、奥様も少し落ち着いてきたみたいです。もう少しの辛抱、あと少しよろしくお願いします。